かおりんの長い一日2
- 2008/04/25
- 22:54
4限終了のチャイムが鳴るのを、熱っぽいような頭で私は聞いた。
あと、午後の2限。
もし乾いてたらお昼で水着着ようかしら。ああでも袋に入れちゃってるからまず乾かないわね、やっぱり
「なぁ香里」
「きゃっ!?」
びっくりした・・・考え事をしてたところへ突然は心臓に悪いわよ!でも珍しくまじめな顔してどうしたのかしら?
「ちょっとちょっと」
「?」
前後の席で近いのだけど、こいこいと手招きして内緒話がしたいみたいね。う、その、顔近いとちょっとまだあの照れちゃうんだけど。うあ、ちょっと耳元くすぐったい。
「もし違ってたら悪いんだが」
「ええ」
「ひょっとして、ブラしてないだろ?」
「―――――――!!」
だだだだだだだだ!!!
「いてっ!?イテテちょっ、そんな引っ張るな香里!?わかった、わかったついてくからっ」
モノも言わずに祐一を引きずって教室を走り出る。顔に血が上っているのが自分でもよく分かる。
がらがらがらっ!ばたん!
がちゃっ!
部室に祐一を引きずり込み、光よりも速く部長用の鍵で施錠してがしっ、と祐一を捕まえる。
「ど、どうしてそう、思ったの・・・?」
「いや3限の間、後ろから香里見ててさぁ、香里がこーしたときに」
と言って背中を丸めてみせる。
「制服越しにブラの線が見えなかったから」
あああああ。そ こ か 。
知られた。知られてしまった。
恥ずかしさと照れで頭がおかしくなりそう。
「・・・いい?名雪とか、他の人には絶対、絶っっ対!言っちゃダメだからね!?」
「お、おう?そりゃ意味無く他人にばらしたりはしないけどさ。体操着とか、名雪にでも言って借りりゃあ良いんじゃないか?」
それだけじゃないから困ってんでしょうがぁ!
「・・・・・・・・・・・・ないのよ」
「なにが」
ああもうっ!!
どん、と祐一を柱に押し付けて、真っ赤な顔をこれ以上彼に見られるのが恥ずかしくて、彼の胸に顔をうずめて声を絞り出す。
「・・・・・・・・・したも、ないのよぅ~・・・・・・」
「下って・・・・・・・・・・・・お前まさか、ぱん」
「言うなぁっ!」
ぼん、と彼の胸を叩く。
ああああああああ。全部ばれた。彼氏に。変態確定痴女決定。
「し、仕方が無かったのよっ・・・今日女子は体育水泳で下に着て来て、着替え忘れちゃってっ、ホントにぃっ、わざとじゃないの信じてっ、」
やだ、涙出てきた。
「だ、だから・・・・・・け、軽蔑しないでぇっ・・・・・・・・・き、嫌いに」
「そんなわけないだろ」
最後まで言わせてもらえずに、ぎゅっと抱きしめられた。
「ゆ、ゆうい、んっ」
これも言葉になる前に片手で顎を持ち上げられて、キスされた。
祐一の舌が、口腔内に侵入してくる。あたしも舌で精一杯にそれに応えて、喉を鳴らす。
祐一に拒絶されてない。その安心感を感じたあとは、もう何も考えられずにとろけてしまう。
やがてゆっくりと唇が離れて、抱きしめたまま頭を撫でてくれる。
「んーなことで軽蔑なんかしたりしないって。むしろそうゆうところを見せてくれた方が可愛いぜ」
「祐一ぃ・・・・・・」
耳元で優しく囁かれると、安心しきって全てを委ねてしまう。
あと、午後の2限。
もし乾いてたらお昼で水着着ようかしら。ああでも袋に入れちゃってるからまず乾かないわね、やっぱり
「なぁ香里」
「きゃっ!?」
びっくりした・・・考え事をしてたところへ突然は心臓に悪いわよ!でも珍しくまじめな顔してどうしたのかしら?
「ちょっとちょっと」
「?」
前後の席で近いのだけど、こいこいと手招きして内緒話がしたいみたいね。う、その、顔近いとちょっとまだあの照れちゃうんだけど。うあ、ちょっと耳元くすぐったい。
「もし違ってたら悪いんだが」
「ええ」
「ひょっとして、ブラしてないだろ?」
「―――――――!!」
だだだだだだだだ!!!
「いてっ!?イテテちょっ、そんな引っ張るな香里!?わかった、わかったついてくからっ」
モノも言わずに祐一を引きずって教室を走り出る。顔に血が上っているのが自分でもよく分かる。
がらがらがらっ!ばたん!
がちゃっ!
部室に祐一を引きずり込み、光よりも速く部長用の鍵で施錠してがしっ、と祐一を捕まえる。
「ど、どうしてそう、思ったの・・・?」
「いや3限の間、後ろから香里見ててさぁ、香里がこーしたときに」
と言って背中を丸めてみせる。
「制服越しにブラの線が見えなかったから」
あああああ。そ こ か 。
知られた。知られてしまった。
恥ずかしさと照れで頭がおかしくなりそう。
「・・・いい?名雪とか、他の人には絶対、絶っっ対!言っちゃダメだからね!?」
「お、おう?そりゃ意味無く他人にばらしたりはしないけどさ。体操着とか、名雪にでも言って借りりゃあ良いんじゃないか?」
それだけじゃないから困ってんでしょうがぁ!
「・・・・・・・・・・・・ないのよ」
「なにが」
ああもうっ!!
どん、と祐一を柱に押し付けて、真っ赤な顔をこれ以上彼に見られるのが恥ずかしくて、彼の胸に顔をうずめて声を絞り出す。
「・・・・・・・・・したも、ないのよぅ~・・・・・・」
「下って・・・・・・・・・・・・お前まさか、ぱん」
「言うなぁっ!」
ぼん、と彼の胸を叩く。
ああああああああ。全部ばれた。彼氏に。変態確定痴女決定。
「し、仕方が無かったのよっ・・・今日女子は体育水泳で下に着て来て、着替え忘れちゃってっ、ホントにぃっ、わざとじゃないの信じてっ、」
やだ、涙出てきた。
「だ、だから・・・・・・け、軽蔑しないでぇっ・・・・・・・・・き、嫌いに」
「そんなわけないだろ」
最後まで言わせてもらえずに、ぎゅっと抱きしめられた。
「ゆ、ゆうい、んっ」
これも言葉になる前に片手で顎を持ち上げられて、キスされた。
祐一の舌が、口腔内に侵入してくる。あたしも舌で精一杯にそれに応えて、喉を鳴らす。
祐一に拒絶されてない。その安心感を感じたあとは、もう何も考えられずにとろけてしまう。
やがてゆっくりと唇が離れて、抱きしめたまま頭を撫でてくれる。
「んーなことで軽蔑なんかしたりしないって。むしろそうゆうところを見せてくれた方が可愛いぜ」
「祐一ぃ・・・・・・」
耳元で優しく囁かれると、安心しきって全てを委ねてしまう。