北の国にも夏はある。
そして夏を制するものは翌年の正月頃を制するらしく、香里と同じ大学に受かるべく最終先生彼女による個人指導も佳境を迎えていた。
今日は目標大学の図書館で勉強中。所属学生以外は貸し出しは出来ないが入場閲覧は自由な上に人も常時少ないのでよくここを利用している。
初めのうちは水瀬家や美坂家でやっていたが、たまーに(週に5日くらい)イイ雰囲気になってしまって違う勉強が始まっちゃったりしちゃったりして名雪と栞から
「(香里の喘ぎ声が)五月蠅いのでよそでやって」
と退去命令が出てしまっていた。
トドメとしては美坂家では栞から『っていうか混ぜて下さい』と事の最中に乱入して来た事をきっかけに、水瀬家では『足りなくなったら言って下さいね 秋子』との書置きと共にブツが机の上に置かれていたのをきっかけに外へ出ざるを得なくなってしまったわけだ。
しかしこの頃は真面目に勉強していて成果も出てきているので、目の前で答えあわせをしているセンセイのご機嫌も頗る麗しい。
「・・・ん。だいたい出来てるわね。このまま順調に行けば次の模試も結構いいんじゃない?」
「まあな、最近一日20時間勉強してるからな」
「そこまでは流石にしてないでしょ」
「夜の勉強を入れればしてるじゃないか、日によっては」
「ば、馬鹿(赤)」
特にこないだの中学時代の制服にソックス三つ編みの三連コンボはかなりヒットだったぞ。
「さ、下らない事言ってないで一息入れたら次は英語だからね」
「えー」
「えーじゃないの」
「あはーん」
「ぶつわよ?」
「ぶたれたりする方が好きなくせにー。体に聞がすっっ」
ぶたれた。
秋子さんにもぶたれた事無いのに。
厚みが無くても本の角はマジで痛いです香里先生。
「・・・失礼しました鋭意勉強させて頂きます」
「あたしもものわかりの良い彼氏を持って幸せだわ」
テキストをひらひらさせてかおりんはちょっぴりオカンムリのようだ。
「でもちょっと休憩って言うか御褒美とか欲しいよな」
「・・・喫茶コーナーでなんか一本奢ってあげるくらいならいいわよ」
「んなんじゃなくてさー、もっとこー元気の出るやつ」
「って何よ」
「香里のぱんちーが見たいなー」
「(な、何馬鹿な事言ってんのよっ!)」
小声で怒鳴るとはかおりんも器用な。
「いやマジで元気出るって。下着姿の香里はワールド級にえっちくて可愛いぞ?まあ一目で2時間は頑張れるな」
「そ、そんなこと言って違うコト頑張るつもりでしょっ」
「んなことないって、多分」
「・・・半端に正直ね」
「あー可愛くてセクシーで魅力的な香里ちゃんの下着が見たいなー。見れたら香里の事もっと可愛く思ってもっと好きになっちゃうなー?」
「なぁっ、え、ええぇ・・・」
ふ、これぞ香里専用ジゴロの祐ちゃん必殺コンボ二連荘。
解説しよう!かおりんは言われ慣れてない上に憧れてる『可愛い』と『好き』に滅法弱く、このキーワードで大概の無理は応えてしまうのだ!
「この夏ずーっと俺に教え続けるの大変だっただろ?その教える努力を思えば、ちょぴっとスカート捲るだけで彼氏がやる気になって同じ大学に放り込まれてくれるんだったら安いものじゃないのか?一瞬で四年間保証だぞ?」
かおりん攻略その弐、損得で説け。
「で、でもこんなとこじゃ・・・」
断るのに理由が出てくればもう落ちたも同然。
「じゃ上の希少資料の階に行こうぜ、あっちだったらほとんど貸切り状態だから絶対大丈夫だって。俺も他の奴に可愛い香里のぱんつを見せるのは願い下げだ」
「・・・っ」
俯いて顔を赤くする香里って、いやぁ可愛いなー。可愛いねー。
「・・・絶対、他の人に見られたら嫌だからね」
「そう言いながら片付けを始める香里が可愛いぞ」
「可愛い彼女ならあんまり無茶言うんじゃないわよっ、ほら自分の荷物持って先に行ってて」
直ぐに後から行くから、と追い立てられて4階へ。
この階は普通使わない資料の階なので殆ど人が居ない。本棚が多くてしかも高く、読書用の席も少ない上に隅っこに配置されているので死角だらけなのは祐ちゃんリサーチ済みだ。しかも古くて床がキシキシ鳴るので遠くても人が来れば直ぐわかるので危険も少なく格好のイチャイチャスポット(爆)なのだ!
「お待たせ」
死角の席を選んで待っていると、しばらくして香里がやってきて向かいに座った。
「この階には我らの他は居ないでござる」
「・・・そんなとこだけ手回しがいいのはむしろ感心するわ」
「さーて?」
「で、でもね!?勉強も、ちゃんとするのよ、そのためなのよっ!?」
「イエスまむ。元気を補充したら勉強に勤しむであります」
「じゃ、じゃあちょっとだけ、だからね」
恥ずかしげに俯くと、両手を机の下に入れてごそごそとしている。
「おーげ?」
「ちょちょっと待って!・・・今消しゴム落とすから。それ拾いなさいよ」
「回りくどいなかおりんは」
「万一のときに言い訳が利かないでしょっ」
「りょーかいりょーかい」
少し待つと、何か小物体が転がる音がして香里を見るとはにかみながら、ん、と小さく頷いた。
席を引いて足元を見ると消しゴムが転がっており、それを机の下にしゃがんで拾いながら香里の下半身を見る。
白くむっちりとした太腿がほんの僅か膝を開き、その奥に柔らかげに白い三角形がちらりとのぞいている。その上で短くたくし上げたスカートを綺麗な手が強く握り締めている。
「は・・・、っ」
香里の息を呑む音が聞こえると同時に膝がそろえられスカートと言う名のカーテンが降りたので、机の上へと戻った。
「ど、どうかしら・・・?」
俯きながら上目づかいで香里が感想を求めてくる。
「うーむ、どうと言われてもな。色もわからん位ちょっぴりしか見えなかったのでなんとも言えん」
「そ、そうなの」
分かり易く落胆してるな。こりゃ今日の下着は自信あったってことか?
「もう少ししっかりじっくり見せてもらわんと。ということでワンモアターイ」
「え、えー・・・」
とか言いながら今度は香里は『ちょっぴり嬉しい』オーラ出してるぞ?
「足もしっかり開かないとな」
「こ、こうかしら・・・あ、見ちゃダメっ!」
「でもそれじゃわからんだろ?」
「・・・じゃあ見ないで、膝触って教えてよ」
「そっちの方がやらしくないか?」
「い、いいのよっ(赤)」
机の下に手を入れ、香里の膝をそれぞれ探り当てる。
「あ、あっ・・・ど、どう?」
「これじゃ多分見えないぞ?これ位、開かないと」
「ひやっ!?」
指先に力を入れて、90°超えるくらいに机の下の香里の両膝をがばっと開かせる。
「あああっ・・・ダメ・・・ダメよぉ、祐一ぃ・・・・・・こんなの、恥ずかしい・・・」
健気にも股を開かされた姿勢を保ちながら、眉根を寄せて恥らう香里。
なんつーか、もうかおりんったらいぢめてオーラ全開?
「スカートも捲くらないとな」
「ああ・・・・・・も、もっとなの?」
「スカートの裾、机の上に出してみ」
「・・・っ、わかったわよ・・・」
香里はびくりと震えると、モゾモゾと机の下の手が動きだす。
「こ、これでいい・・・?」
「まあそんな感じだな」
ゆっくりと香里のスカートの裾の端が1センチ位机の上に乗せられたのを確認して、消しゴムを足元に落としながら机の下に潜る。
卑猥に大きく開かれた太腿の間に、フリルとレースのついた純白のショーツが、狭い幅で頼りなく香里の陰部を覆っている。
普段のフェロモン系の雰囲気とのギャップで清楚さがかえって扇情的だ。
思わず内腿に指を這わせると、びくっと一瞬震えてばたりと脚が閉じて御開帳タイムは終了した。
「見るだけだって言ったじゃない!」
「スマンつい美味しそうで」
「もう・・・それで、どう・・・かしら?」
「どうって・・・なにが?」
分かっててすっとぼけてついニヤニヤしてしまう。つまりかおりんはいぢめてナンボなわけだよ君?
「あっ、あたしのぉっ・・・ぱんつよっ(赤)」
「蝶エロ可愛いマジ最高」
「そ、そう。それは良かったわ」
ぶんぶん振ってる尻尾が見える位嬉しさをかみ殺そうとする香里、堪りませんな。
「というわけで御褒美返し。こっちゃ来い。手出して」
「え、何よ・・・んっ」
あまり長くない机に向かい合わせに座っていて、乗り出すくらいに近づかせると軽くキスをした。
「ふぁ・・・祐一ぃ・・・」
「ああ、あとコッチにもご褒美な~♪」
キスでとろんとしている香里の両腕を掴んで引き寄せると、爪先を太腿の間に滑り込ませショーツの上から秘所を揉み込んだ。
「ひぁんっ?だ、ダメよっ、祐一ぃ、あっ、ああっ」
しかし両腕を掴まれているので逃げ出せないし、割り入れられた爪先から逃れる事も出来ず否応無く弄られるがままの香里。
「んー?何がダメだって?ほーれほれ」
「あっあっああっ、足っ、んんっ」
「そいつは出来ない相談だなぁ。香里可愛すぎて」
くにくにくにくにっ!と思わず強めてしまう。俺ホント鬼だと思うがしょうがないだろ?
「ああっあっあっあっあっ!ほ、ホントに?ホントに可愛い?」
香里は快楽に緩みかかった、嬉しそうな困り顔で問いかけてくる。この表情になるときは香里の理性は大体トんでいる。
「ああ、可愛いって」
答えながらキスをする。
今度は深く、舌を絡めあう。その最中にも爪先では香里のアソコを責め抜き、キスしながら鼻を鳴らす。
しかし流石にそろそろ足が疲れてきたのでショーツに爪先を押し付けたまま足を止めると、逆に香里が腰を蠢かせて爪先に股間を押し付けてきていた。
「ふぁっ、あっ、あああ・・・ゆ、祐一ぃ」
切なげな表情が『もっと動いて』と訴えかけてくる。もう香里の腕は解放していて逆に香里が俺の腕を掴んでいる。
「どうした?足はもう止めたぞ?」
「ああっ、い、意地悪~(泣)」
「自分からしちゃってるかおりんが、いやらしーくおねだりしてみせたら香里が一番悦ぶようにしてやるぞ」
「そ、そんなの出来ないわ・・・」
「じゃあ終わりかな?」
と足を引き始める。ホントに止める気は無いけど。
「あ、嫌ぁ、言うから言うから!・・・で、でも、言ったら、その後はもういじめないでね?お預けとか、なしよ?」
「誓って」
「じゃ、じゃあ言うわよ・・・あ、あたしね、もし今日もスルことになるかもと思ってその時用に買ってきた下着褒めてもらえてす、すごく嬉しかったのよ?そしたらさっきキスされてスイッチ入っちゃって、祐一の爪先でいじめられて気持ちよくなっちゃったのっ・・・今自分からこすり付けてちゃってるの、ねえだからもう欲しいの、グチョグチョのアソコを祐一ので奥まで可愛がられていっぱい出されてイキたいのっ!だ、だからシテ、シテよねぇ、祐一ぃ」
香里は懸命にいやらしい言葉を吐き出し、更に自身の言葉に酔って欲情に瞳が潤ませている。こっちももう我慢の限界だ。
「よし合格。香里、こっちな」
「ああっ・・・、でももうあたし、歩けないわ」
「しょうがねえな。ほら肩貸してやるから」
香里を抱きかかえるようにして奥まった書架の方に連れて行き、小さな机の前で向かい合って立った。
「下着、脱げよ」
「もう無理よ・・・一人で立ってられないの、貴方が脱がせて」
香里はもう膝をかくかくさせて俺の首にぶら下がるように腕を回して何とか立っている感じだ。
「しょうがねえな。・・・ホラ、片足づつ抜いて」
「ん・・・こ、これでいい?」
「・・・うわ、これすげぇエロいぜ香里」
「いやぁ・・・は、恥ずかしっ・・・」
股の部分が愛液まみれになった下着を香里の目の前に突きつけると、恥ずかしげに顔を伏せながら身を捩じらせる。
「こんなに濡らして、淫乱だなぁ香里は」
「あ、貴方があたしをこんなにしたんでしょっ!ねえ、もういじめないって言ったじゃない、ね、ねぇ?」
「分かった分かった。じゃあその机にコッチ向きで座って」
「ん・・・来て、来て祐一」
「行くぞ・・・」
M字に足を広げてテラテラと濡れ光るアソコを晒し、欲情しきった瞳で誘う香里。
カチコチになったモノは熱い花びらの深くへ押し入ると、舌先のようにぬめぬめと柔らかい香里の淫肉に包み込まれた。
「っっはぁぁああ・・・あんっ!」
「く・・・おい、ちょっと声大きいぞ」
「もう、いいのぉ・・・、いいの、いいっ、あっ、あんっ!」
もう快楽で理性が飛んで見つかるとかどうでもよくなっちゃったらしい香里は、自分の体重を支えていて動きが不自由な尻を懸命に振って摩擦の快感を得ようとしている。
「ほら、いっぱいしてやるからキスな・・・じゃあ行くぜ」
向かい合って香里の両脚を脇に抱え、抱きしめながら口づける。机の上で香里の身体を海老のように折りたたませた格好で激しく香里の媚肉の奥を抉りぬく。
「んっ!んんっ!んっんっ!んっ、んっんっんっ、んああっ」
くぐもった香里の喘ぎ声に合わせる様に、ぐちゅっ、じゅぷっ、と結合部から卑猥な水音が響く。
「あっ、あっあっあっあっあっ、あああっ、・・・んっんんんっ!!」
ぬるぬると締め付けてくる襞の奥を更にズプズプと数度抉ると、香里は抱きつく手を力いっぱい握り締めながらぶるぶるぶるっ、と震えて絶頂を知らせた。
「・・・おい、大丈夫かよ」
イッた後も二、三度しゃくりあげるように震えたあと、硬直がとけた香里に声をかける。「ん・・・すごい、・・・イッちゃったわ・・・」
ぼうっとした表情で、ゆるやかに腰をうねらせながら答える香里。秘肉はまだ蜜を吐きながら、モノを食い締めている。
「祐一はまだでしょう?」
「あー、ああ」
「中で、出して?ねぇ」
快楽にとろけた淫らな表情で誘う表情には、普段の怜悧な彼女とは壮絶なギャップがある。
「祐一の、あっついのであたしの中いっぱい苛めて、ここに出して欲しいの」
言いながら、見せ付けるように腰を淫らにくねらせる。
「・・・キレちまったか、おい」
「うふふ」
童女のように微笑む香里。
「あたし祐一に苛められるの大好き、滅茶苦茶にされてすっごい感じちゃう淫乱な子なの、ね?だからココに、いっぱいひどいコトして、中にお仕置きして?」
「・・・・・・、香里ぃ・・・!」
いやらしさ全開な香里の言葉に、はちきれんばかりに硬くなったモノを香里の割れ目に激しく突き立てる。
「ああっ、すごいのっ、あっあっあっあっ、いいっ、いいのぉ!」
香里の視線は宙を彷徨ったまま、快楽にのみ身体が反応する。
「あっあっ!もっと苛めてっ、ああっあっあっ!いっぱい苛めてっ!」
「く・・・、いくぞっ」
絶妙な膣の蠕動に卑猥な香里の台詞で、こっちももう限界だ。
「あっ、来て、来て祐一、ああっあっすごい、おっきくなるっ、出して、出してっああっああああああああっ!!」
亀頭がひときわ膨れたのち、ドックン、ドクン、ドクン、と何度も香里の中に精を注ぎ込み、それにあわせて香里の身体も何度も打ち震えながらイッた。
勉強の締め(?)が終わり、(色々と)後片付け。
「いや~香里って、ほんとエロいわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(赤面)」
「『イジメテ』『中田氏して』だもんな~」
「う、うるさいわね!誰のせいであたしがこうなったと思ってんのよっ」
「見に覚えはアリマ・クリスティ。とはいえ香里の才能は否定しきれない今日この頃」
「うっ・・・じゃ、じゃあその才能を開花させたのはあんたなんだから責任持って面倒見なさいよねっ」
「ラジャー。では同じ大学合格の暁には女教師偏愛プレイで」
「そっから離れなさいっ!」
ちゃんちゃん。